マスカット観光

マトラ地区には｢スーク｣というマーケットがある。
ここに行こうと思っていたが、行くと営業開始が8:00からと看板にあった。

 

まだ6時頃のだったので、なにしようかと考えるふりをしてボーっとしていると、｢写真撮ってくれ｣とこえをかけられる。

 

振り返ると西洋人の父と息子の親子。写真を撮ってあげる。
彼らはドイツ人で乗り継ぎの時間を使ってマスカットを観光しているらしい。

 

すると、パパの方が、｢今からアラム・パレスに行くけど、一緒に来ない？」

 

なんだ、それ？と思いながらも暇だったので一緒に行くことにした。

 

 

移動はタクシーで往復一人1OR(約323円)。

 

 

アラム・パレス Alam Palace とはオールドマスカットにある宮殿のことだった。

内部は見れなかったが、ざっくり周りんを見終えると...

 

ドイツ人の息子の方が、カバンから何かを取り出す...
ん？サッカーボール？

 

そして、宮殿の手前のスペースで僕とタクシーの運転手も交えてサッカーをした。

久々にボールを蹴ったが、なかなか楽しかった。

 

 

一息ついたので、タクシーでマトラへ戻る。
ドイツ人親子はそのまま空港へ戻るらしい。

 

タクシー代の支払いの時にドイツ人パパに｢1ORでも2ORでもいいよ｣と言われたので、威勢よく2OR(約646円)払って、タクシーを降りた。

 

 

気づけば、もう8時。
しよ、マーケットだ。

 

しかし、行ってみるとまだ全然開店している店がない。

 

えー？と思って近くの階段に腰を下ろすと...

 

誰かに声をかけられる。
見ると、タクシーの運転手だ。あ、タクシーいらないですよ。

 

そう言うと、あっそう、という感じで僕の近くに座る。
｢何歳？｣｢日本人か？｣｢マスカットはどう？｣などいろいろ聞かれた。気づけば、2,3人の運ちゃんに囲まれていた。

そんでもって、おしゃべり中、パンと三角の揚げ物をくれた。揚春巻きみたいで中には肉と野菜が入っていて美味しかった。

あんなこんな話していると9時になっていた。もうそろそろマーケット開いてるかな？タクシーの運転手に聞くと空いてる、と言われたので、彼らに別れを告げて、いざマーケットへ。

 

スークは迷路の様になっていて、自分の居場所がわからなくなる。

 

店は金ぴかのアクセサリーの店やらアラブっぽい帽子やらいろいろ売っていたが、個人的には思ったよりもあっさりしていた。

 

 

さくっとスークを見終えると、また暇になった。

ただ、ボーっと海岸線の町並みを眺めるのも悪くはない。