バスターミナル24時間→バス旅24時間
テヘランの西バスターミナルで24時間暇潰し。
伊坂幸太郎の短編集を一冊読み終えてしまうほどやることがなかったが、お陰で小説が少し好きになった。
気づけば夜。
夜になるとターミナルはどうやら閉まりそう...
駅の外で野宿しようと思い、外のベンチへ。周りには他にも野宿仲間が。
よし、ここで寝るかと思っていると、警備員にどっか行けと言われた。他のイラン人野宿者も一斉に解散。彼らは行く宛があるのだろうか...
僕はと言うと途中で不良みたいなやつらに絡まれながらも、野宿しようとしていた場所からバスターミナルの反対側へ。
そこはバスの出発エリアである程度人もいたのでそこで寝ようかな。。。そう思っているとまた警備員が...
「ジャポンか?着いてこい。」
え?パクられる?
そう思ったが、連れていかれたのはバスターミナルの中。
ペルシャ語でよくわからないが、中で寝ていいようだ。
中には他にも数人の旅行客らしきイラン人がいた。どうやらバス利用者はターミナル内で寝させてくれるみたいだ。
最終的に不良に絡まれる心配なく安心して眠れた。
朝、警備員に起こされる。
利用者が増えるから横になってベンチを独占するなということのようだった。
ベンチにちゃんと座って、うたた寝。
すると、また警備員に起こされる。
なにかと思えば、バックパックを横において寝ていたので、その状態だとバックパック取られるぞ!寝るならちゃんとどっか持っとけ!と荷物を取られないように注意してくれたのだ。
優しい警備員だった。
そして、ついにバスの出発時刻。
夜になるとターミナルはどうやら閉まりそう...
よし、ここで寝るかと思っていると、警備員にどっか行けと言われた。他のイラン人野宿者も一斉に解散。彼らは行く宛があるのだろうか...
ペルシャ語でよくわからないが、中で寝ていいようだ。
利用者が増えるから横になってベンチを独占するなということのようだった。
すると、また警備員に起こされる。
休憩の度に僕は残りの少ないリエルを使い切ろうとちょっとずつお菓子を買っていた。
しかし一緒のバスだったイラン人が食堂の人に交渉してくれて格安でスープだけ食べさせてくれた。
ようだった。
ここの休憩所(?)は小さいがそこに人たちはとても陽気だった。多分お客さんだが、テンションの高い兄ちゃんは皆にシュークリームみたいなスイーツを配りまくっていた。もちろん僕も頂く。
そんな一瞬の休憩タイムもすぐに過ぎ再びバス旅。
そして、夜日付が変わる頃にイランとアルメニアのボーダーへ。
イラン出国はあっさり。
出国を済ませてアルメニアのイミグレーションへ。
ここは川が国境になっているため、そこに架かる橋は徒歩で渡る。
そして、アルメニア側に到着。
ビザは手持ちがドルしかなかったので10ドル払ってビザを取得。その後アルメニアの入国審査も無事に終え、アルメニア入国だ。
バスに再び乗車。
バスは夜の山を走り続けた。
気づくと朝になっていて山道の朝が幻想的に目に入ってきた。
朝6時にまた小休憩。
朝の山道はかなり肌寒い。
うたた寝を繰り返しながら、ようやく街らしき街が見えてきた。
出発から24時間ようやくアルメニアの首都エレバンに到着した。
ビザは手持ちがドルしかなかったので10ドル払ってビザを取得。その後アルメニアの入国審査も無事に終え、アルメニア入国だ。
バスは夜の山を走り続けた。
朝の山道はかなり肌寒い。